はじめまして。こんにちは。
~タイの宝石屋~【 ジェムクラブタイランド 】代表の 井上 新一郎 と申します。
私は2003年から2018年まで15年間に渡り《 世界の宝石の集積地 》 と呼ばれる
タイのバンコクとチャンタブリーに住み、宝石の集積地という立地を活かしほぼ毎日仕入れに出かけ
そこで仕入れた宝石をインターネットで日本の皆さまへダイレクトにご紹介差し上げて参りました。
さて、そんな私と宝石との出会いは大きく遡ること2003年。
当初インターネットを活かしたビジネスを模索しておりました私が初めてタイにて就職した会社が
『 世界で初めてネットで大々的に宝石を販売していたアメリカ人オーナーの会社 』 でした。
その会社に就職した私はインターネットを使ったビジネスのノウハウと宝石について学ぶにつれ、
タイでの宝石の価格に比べ日本での宝石の価格に非常に大きな開きがある事を知りました。
またそれが故に日本では 『 宝石=高いもの 』 というイメージになってしまっておりました。
そこで 『 日本でも手軽に天然宝石を楽しんでいただきたい 』 という強い思いから
【 ジェムクラブタイランド 】 を立ち上げました。
2005年11月、私一人での出発でした。
私は若い頃から海外にて異文化に触れることが好きで、今までで訪れた国は数知れず。
ただ、当初から旅行という限られた時間での滞在ではその国の良い部分ばかり見てまわる為、
その国を本当の意味での 『 知る 』 という事までは難しいと常々感じておりました。
その為 『 興味をもった国には実際に住み、そして本当のその国を知る 』 という事を実践するようになりました。
そこから得た多くの経験から明確な価格の基準がなく、仕入れが難しいと言われる宝石の仕入れを始める前に、
まずタイに住み ①タイの文化を学ぶこと ②タイ語を学ぶこと この二つを習得することから始めました。
言語を習得する事によりタイ語や英語を交えながら仕入れ先業者さんと話しが出来るようになり、それが私自身を
受け入れてもらえる事に繋がり、こだわりの逸品宝石への出会いに繋がっていきました。
私どもは 『 すべての人に宝石を 』 という言葉を創業以来のスローガンにしております。
例えるならば将来を担う高校生などの女の子にも人工の宝石ではなく安価な宝石でもいいので
天然宝石を使ったアクセサリーを身に着けてもらう事により、
『 天然宝石ならではの素晴らしさを身近に感じ楽しんでいただきたい。』
この言葉には私どものそんな願いが込められております。その為には、この 『 適正価格 』 の提示というのは
必要不可欠な事と考え私どもはこの問題を、長年に渡りタイに住んだことで仕入れ先業者さんとも
ビジネスを超えたお付き合いを築き上げこれらの問題をクリア致しました。
こうした信頼関係を築けたのも 『 15年間タイに住み続けたから築けた事 』 だと自負しております。
2005年にジェムクラを立ち上げてからインターネットを通じ様々な天然宝石を
ご紹介差し上げて参りましたが、この長い期間の間に様々な環境の変化がございました。
まずは10年以上お付き合いいただいてるお客様も多くなるにつれ、お客様からのご要望がより高いクオリティーへと変化。
それに伴い私どもの取り扱う宝石も綺麗な宝石から 《 逸品・トッピンクラスの宝石へ 》 と変わって参りました。
その為、仕入れ先もタイの宝石マーケットから香港やアメリカ、ヨーロッパなどの世界のワールドフェアが主流に。
そんな中、15年経ってもどうしても改善されなかった問題も。それはタイから日本のお客様の下まで7日から10日も
掛かってしまう配達に要する日数でした。そういった私どもの求める宝石の仕入れ先の国々の変化や
発送に要する日数の問題などを考え、それらの問題を解決し次のステップへと進む為、
という大きな決断を下しそれを実現致しました。もちろんタイから全て引き上げたわけでなく、
買付に訪れた際の住居や買付拠点は残しながらですが、日本へと拠点を移したことにより発送は日本国内から
差し上げられるようになりました。
日本での拠点は国際空港でもありタイや香港へのアクセスもよい福岡の糸島を拠点と致しました。
27歳で一人から始めた 『 ジェムクラブタイランド 』 も2020年で早くも15年という説目を迎え、
15年間住み慣れたタイから日本へと拠点を移すなど、大きな改革も行いました。
まだまだ至らない点も多くございますが、これからも宝石やお客様との出会いを大事にし
末永くお付き合いいただけるよう務めさせていただきますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
ジェムクラブタイランド